過去の修理・カスタマイズ
資料

ヒンジ交換

2010/01/23

アンティーク時計の修理とカスタム 懐中時計ケースの蝶番修理

裂けてしまったヒンジパイプ

 ハンターケースダイアル側蓋のヒンジパイプが裂けています。

カタツキがあり正常に開かず閉時も隙間が大きく開いています。

このままではパイプが千切れて蓋が外れてしまいます。

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開きすぎた蓋

 

リフトスプリングの力に耐えきれず本来の角度よりも大きく蓋が開いた状態です。

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分解した蓋

 

ヒンジ両端のキャップと軸のピンを抜いて蓋を本体から分離します。

パイプ全体が薄くなり歪んでいます。

リフトスプリングの爪によって削られてしまった跡が確認できます。

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パイプを取り除く

 

裂けたパイプを取り除きます。

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パイプを製作

 

寸法の合ったパイプを旋盤で製作します。

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ロウ付けしたパイプ

 

製作したパイプをバーナーでロウ付けします。

同時にリフトスプリングの爪跡も埋めます。

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完成

 

ケース本体と蓋のパイプに軸のピンを通しキャップを圧入して完成です。 

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正常なリフトスプリングの接点

 

リフトスプリングの爪跡が埋まりアソビも無く正常に開くようになりました。

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正常な角度で開いた蓋

 

開きすぎていた蓋は正常な角度で開くようになりました。