オーダーメイド 懐中時計ケース
2013/07/19
当店で販売、またはお客様がお持込みになったムーブメントに合わせてケースの製作を行った例です。
製作過程を含めて幾つかご紹介しますのでご覧下さい。
このケースはNCフライスで切削し前後のベゼルをスクリュー仕様で製作しました。
スクリュー部、内径をNCフライスで工作後、旋盤に加えてケース形状を整えていきます。
別で製作したペンダントを本体にロウ付けして完成となります。
以下、スクリュー仕様の同タイプシルバーケースのご紹介です。
こちらはギョーシェダイアルを当店で製作し、ムーブメントネジを青焼きした特別なモデル。
ボウ(下げ管)とリュウズをピンクゴールドで彩ったカスタム懐中時計。
搭載ムーブメントはPatek Philippe EXTRA。
製作過程を含めたご紹介です。
前ベゼル、後ベゼル、ミドルケース、合計三つのリングで構成されているので、元となる三本の銀各線を叩いてリング形状に丸めていきます。
加熱、急冷、叩き曲げの作業を繰り返して約50mmの大型リングに整形。 |
ケース外径の切削。 搭載ムーブメントの仕様に合わせたケースのデザインに仕上げていきます。 今回のムーブメントはスイスの高級機なので「ボリュームを保ちつつスマートな外見」を目指して整形します。 |
当店ではアンクル式懐中時計のケース以外も製作を承っております。
以前ご紹介したバージ懐中時計 アウターケース製作の記事、カスタム腕時計の12・14サイズケース解説も合わせてご覧下さいませ。
最後までご覧頂きありがとうございました。
記事担当 辻本