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懐中時計 ケース オーダーメイド

懐中時計ケース製作

(公開日: 2015/06/12)

当店では、販売品またはお客様がお持込みになったムーブメントに合わせてケースの

製作を行っております。

今回ご紹介するのは当店のエングレーバー辻本が製作したオーダーメイドの懐中時計ケースです。

販売商品は[Louis Audemars]の43mmムーブメント。

機械に合わせて、お客様のご要望でケース製作を行うカスタム懐中時計の商品です。

製作過程を含めたご紹介記事になりますのでご覧下さい。


懐中時計ケース 材料
懐中時計 ミドルケース
懐中時計 ミドルケース
懐中時計ケース 旋盤 切削

大型のシルバーリングを切削していきます。

先ずは主体となるミドルケースの加工から。

内径切削で、ムーブメントがしっかり収まるように加工していきます。


懐中時計 ミドルケース
懐中時計ケース ベゼル
懐中時計ケース ベゼル

ムーブメントがリングに入りますと、次はスナップの削り出しです。

ミドルケースにスナップの【オス】の加工ができますと、次はベゼルのスナップ【メス】切削です。

今回のムーブメントはレバーセット仕様ですのでベゼルの開閉が頻繁に行われます。

深い溝を作ることで、長期間使用可能なスナップになります。


懐中時計ケース ペンダント
懐中時計ケース ペンダント
懐中時計ケース ヒンジ
懐中時計ケース ヒンジ

懐中時計ケース ベゼル取っ手
懐中時計ケース レバー

三つのリングから成るケース本体が出来上がりますと

ペンダントの製作に移ります。

削り出したペンダントをミドルケースにロウ付け。

水平、垂直が整っていないと、スムーズな竜頭のアクションが得られません。

下げ管を留める為の飾りもロウ付けします。

そしていよいよ終盤の蝶番製作です。

角度、テンション、スナップ等、ケースの中で最も重要な要素が、この作業一つで全て

決定してしまうので注意が必要です。

表裏の蝶番が完成しましたら、開閉用の取っ手を作ります。

この後、下げ管を付けてガラスを嵌めますとケースの完成となります。


Louis Audemars カスタム懐中時計

Louis Audemarsの資料を元に製作しましたので、クラシックなおさまりの良いケースに仕上がりました。

オーナー様のご希望でムーブメント整備時にネジ青焼き加工を施しました。

より美しく彩られたムーブメントが、常時覗ける仕様です。

カスタム懐中時計 如何でしたでしょうか?

ケース製作カスタマイズに関しまして、過去製作品は下記ページでご紹介しております。

よろしければご覧くださいませ。

オーダーメイド 懐中時計ケース

グラスバックベゼル製作

バージ懐中時計 アウターケース製作

防水懐中時計


Louis Audemars カスタム懐中時計 ムーブメント
Louis Audemars カスタム懐中時計 レバー

Louis Audemars カスタム懐中時計 ムーブメント

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