ケース修理・製作
ハンターケースダイアル側蓋のヒンジパイプが裂けています。
カタツキがあり正常に開かず閉時も隙間が大きく開いています。
このままではパイプが千切れて蓋が外れてしまいます。
リフトスプリングの力に耐えきれず本来の角度よりも大きく蓋が開いた状態です。
ヒンジ両端のキャップと軸のピンを抜いて蓋を本体から分離します。
パイプ全体が薄くなり歪んでいます。
リフトスプリングの爪によって削られてしまった跡が確認できます。
裂けたパイプを取り除きます。
寸法の合ったパイプを旋盤で製作します。
製作したパイプをバーナーでロウ付けします。
同時にリフトスプリングの爪跡も埋めます。
ケース本体と蓋のパイプに軸のピンを通しキャップを圧入して完成です。
リフトスプリングの爪跡が埋まりアソビも無く正常に開くようになりました。
開きすぎていた蓋は正常な角度で開くようになりました。